スマート用 中華ホイールを試す

現行のスマート（453）より前のスマートはホイールの仕様が特殊です。
具体的に言うと、3穴のPCD112と言う、PCDこそメルセデスベンツと同じですが3穴と言う仕様はスマート以外では存在しない規格でした。
（※旧アルピーヌA110などは3穴ですがさすがに古いので…）

そのため、ホイールはほぼ純正といくつかのメーカーが作った専用品になります。
それ以外がPCDコンバージョンスペーサーなどを使用して一般的なホイールを選択するしかありません。

そんな中、それほどスマートが普及してる訳では無いのに、何故か中国では3穴のスマートのホイールが販売されています。

しかもデザインは453用のBRABUS MONOBLOCK Fをコピーしたものなどもあります。
価格も、ホイール単品で1万円強と超低価格です。送料を含めても相当低価格です。
※送料込みで約9万円でした（2019年10月）

写真はebayの商品へのリンクです

興味半分・怖さ半分なのですが、どうにも気になるアイテムなので購入してみることにしました。

とは言え、MONOBLOCK Fは新しめのホイールデザインなので、スマートロードスターにデザインとして合うのかが疑問なので、そのあたりを先に検証する必要があります。


これは、ネットで拾った画像にホイールの写真を合成したものです。
思っていたよりも雰囲気は悪くありません。
むしろ似合ってるかもと思ってしまいました。

見た目的にも良い感じなので、実際に注文しました。

取り付け前の準備

このホイールはオフセットが27mmなので、スマートロードスターにはそのままには付きません。
17インチのスマートロードスターのオフセットは前輪20の後輪-15と言う後輪が超特殊な設定です。

また、BRABUS純正17インチは前輪の幅が7.0Jで後輪が8.0Jとなっています。
今回のホイールは4輪とも7.0Jなので、オフセットに加えてホイールの幅の差分を踏まえてスペーサーの幅を計算します。

自力で計算すると面倒なので、下記のようなサイトを利用します。

WHEEL OFFSET CALCULATOR
https://www.1010tires.com/Tools/Wheel-Offset-Calculator
その結果下記のような感じになりました。

前輪：-7mm
後輪：-55mm

後輪がすさまじい数値で、何かの間違いじゃないかと思いますが、この値を元にRSパーツへ問い合わせました。
当初、前輪に8mmのスペーサーがつかえると思ったのですが、品切れだったため10mmのスペーサーにしました。
後輪は55mmのスペーサーがありましたが、前輪が3mm増えたバランスを考え60mmのスペーサーに変更しました。

ホイールの到着

ホイールが到着しました。思っていた以上にクオリティが高いです。
ボルトは付属していませんが、ホイールキャップは付属しています。

スペーサーの到着

スペーサーが到着しました。60mmのスペーサーは鍛造アルミなので重さが凄いです。


タイヤは205/40/R17です。タイヤはDAVANTI DX640と言うアジアンタイヤにしました。
理由はホイール自体が実験的な取り付けなので、あまりいいタイヤで失敗すると痛いので、この選択になりました。
タイヤの取り付けはメンバーズファクタリーさんにお願いしました。
バランスとりもばっちりやっていただけます。


ホイールの裏側です。純正ブラバスに比べると少しアルミ量が少ないかもしれません。
ただ重さはそこまで違いはない感じがしました。


17インチの7.0Jなので、純正17インチの前輪と同じです。


VIAとJWLのマークが入っています。このロゴの真偽はわかりません。